『アルヴィスの優雅で非常識な日常』








「・・・・・・・ロラン、もう1度言ってくれないか?」


 飲み慣れない、薫り高い紅茶が満たされたティーカップを持ち上げつつ。
 アルヴィスは、叫び出したくなる衝動を必死に堪えながら、静かな口調でそう言った。

 白いレースのカーテン越しに柔らかな日差しが燦々と降り注ぐ、繊細な刺繍が施されたソファへ深く背を持たれかけさせながら。
 アルヴィスは深呼吸をして、相手の言葉を待ち構える。

 そうでもしなくては、元々気が長い方では無い自分は、繰り返されるだろう信じがたい言葉に激昂しそうだと思ったからだ。


「はい。ですから・・・・」


 アルヴィスの努力を、知ってか知らずか。
 彼のそばに控えていた、見るからに育ちの良さそうな整った顔立ちの青年は、穏やかにやはり先ほどと同じ内容の言葉を繰り返す。


「アルヴィスさまには花嫁修業として、さる寄宿制の学園に入学して頂きます」

「・・・・・はなよめ? それは、花を読むとかそういう風流な事じゃなくて、花に・・・オンナ偏で家と書く、あの『嫁』か・・・・?」

「あはは、嫌ですねえアルヴィスさま! ボクが・・あ、いえ私が言ってるのはそっちの意味しかありませんよ?」

「・・・・・・・・・・・・・」


 本来であれば、そんなふざけた事を言ったら即座に蹴りでも見舞っている所だ。
 だけどもしかしたら、聞き間違いじゃなくて意味の履き違えかも知れない――――――そう思って確認したのだが、やはりそういう意味らしい。

 自称・アルヴィスの執事であるロランは、アッサリと笑い飛ばしてくれた。


「・・・・ロラン」


 アルヴィスは、猫足のテーブル上に乗る焼き菓子やらサンドイッチやらの皿が積み重ねられたケーキスタンドの傍に、そっと持っていたティーカップを置く。
 もちろん、目の前の燕尾服を着た男を殴る為の準備だ。


「なんですか?」


 長く真っ直ぐな淡い色の金髪を揺らし―――――・・・見た目だけは、好青年然とした年若い執事がニコニコと聞き返してくる。

 淡い金髪に色白の肌、そして柔和に整った少々女性めいた顔立ちで大きなルビー色の瞳にアルヴィスを映しながら此方を見る青年は。
 素性を知らなければ、何処かの王子様かと思うような優雅で洗練された物腰である。

 それについつい、絆されてしまいそうになりながら。
 アルヴィスは、ぶすっとして言葉を吐く。


「・・・・・・・俺は、男だ」

「ええ、分かってますけど?」


 だから嫁になれる筈が無いだろう・・・・そう続けようとした言葉は、ロランの声にかき消されてしまった。


「!? だったらっ、・・・・!!」

「アレ、ボク教えてませんでしたかアルヴィスさま?」


 拳を固め、食って掛かろうとしたアルヴィスに、ロランがのんびりと口を開く。


「アルヴィスさまのお家は、代々続く子爵の名家でしたけど・・・・。
アルヴィスさまのお父上がゲセンな一般庶民と駆け落ちなされたせいで、御祖父母様が亡くなられたと同時に爵位と領地が剥奪されてしまわれました」


 そして、淡々とアルヴィスがこの場へ来る事になってしまった理由を話し出す。


「嘆かわしいことですよね。せっかくご先祖代々連綿と続いた血筋でしたのに。それで、とにかく今のアルヴィスさまは爵位も領地もスッカラカンなワケですよ」

「・・・・・だから俺は、父さんが貴族だなんて知らなかったし! ていうか、貴族に今更なりたくないって何度も言ってるだろ!?」


 この言い合いも、アルヴィスが無理矢理にこの屋敷へ連れてこられてから何度したか分からない。
 いや、突然にこの男・・・ロランが、両親を亡くし途方に暮れたアルヴィスの眼前に現れてからだから、もっと前からだ。


「それでですね、アルヴィスさまには是非にも、子爵家を再興して頂き。領土を取り戻して頂かねばならないワケです」

「・・・毎回、懲りずにそれ言うけど。それの為には金が必要なんだろ? そんな金、俺には無いって・・・・」



 両親の、突然の死。

 いきなり現れた謎の男、ロラン。

 そして、自分が貴族の血筋と明かされるなんていう、何処かの作り話のような展開。

 更にそのまま有無を言わさず、場所も定かでは無い謎の豪華屋敷に拉致されて・・・・。


 色々在りすぎて、・・・ツッコミどころ満載過ぎて、アルヴィスは自分が巻き込まれた事態を冷静に判断する余裕が無くなっていた。
 ロランに流されるままに、キレイな服を着てオイシイ物を食べ、上流階級の知識なるモノを叩き込まれつつ―――――――数週間が経ってしまっていたのである。

 だからロランが、再興やら領土を取り戻さないとと繰り替えしているのにも、今まで無頓着だったのだが。
 良く考えてみれば・・・いや考えてみなくても、タダで返して貰える筈も無いだろう。
 その為には、先立つものが必要なくらいはアルヴィスにだって分かる。

 まあその前に、別に爵位も領地もアルヴィスには不要なものだけれど。


「ですから、その為の手段なのですよアルヴィスさま」


 しかし。
 眼前にいる、アルヴィスの執事だと言い張って憚らない青年はしたり顔で口を開いた。


「?」

「没落してしまわれた貴族達・・・失礼、運悪く爵位や領土を失ってしまわれた方々には、それを再興する為の救済措置が存在します」


 不思議顔になったアルヴィスに、見目麗しい金髪青年は持ち前の穏やかな口調で説明を続ける。


「それは、たった1つ―――――・・・潤沢な資金力と権力をお持ちの、別の貴族様に気に入られ・・・・娶られる事です」

「・・・・・・・・・・・!」

「そうですね、爵位で言えば伯爵以上の方のお気に召して、結婚に持ち込む事が出来れば―――――――法律的に、爵位も領土も取り戻せるシステムなんですよ」

「・・・・・・・・・・・・・」

「あ、もちろん『娶られる』ワケですからね、・・・・こちら側は『花嫁』というワケです」

「・・・・・・・・・・・・・」

「他国も大体そうですが、我が国も女性が爵位を継ぐことは認められていないので、必然的に男性に嫁ぐことになりますが」

「・・・・・・・いや、だから俺はオトコ・・・・」


 あんまりにも自信たっぷりに、ロランが言うモノだから。
 アルヴィスは、自分の方が間違ったことを口にしているのかという錯覚に陥りながらも、ボソボソと反論をした。


「ああ、やっぱりボク・・・いえ私、アルヴィスさまに言ってなかったんですねえ」


 しかしロランは、全然困った様子が無い。


「下々の方はご存じないみたいですけど。貴族間での、男同士・・・まあ女同士もですが・・・・同性婚は全然、常識みたいなモノなんですよ!」

「・・・・・っ!!?」




 何 だ っ て !!!?





 アルヴィスの心の叫びは、余りの衝撃に声にならなかった。

 しかしロランは、そんなアルヴィスの様子を余所にアッケラカンと衝撃発言を続ける。


「だって、そうじゃないと息子や娘を有力貴族に嫁がせて、風体を保ちたい底辺貴族様達が困るじゃないですか」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「王族や大公の方々だって、政略結婚は政治の駆け引きにおいて重要な手段ですからね。性別がどうのなんて、言ってられないのです」


 まあ国民が五月蠅いので、花嫁側が男性の場合、公(おおやけ)の場では女装が義務づけられてますし。
 上流貴族の跡取りが女性で生まれた場合は・・・男性と偽って育てる、なんてことも貴族間では常識ですよ。

 なので、アルヴィスさまのお相手になるダンナ様が、もしかしたらホントは女性・・・って事もあり得るかもですね。


 さらさらと、そう淀(よど)みなく説明をされて。
 アルヴィスは、今まで信じていた常識が足元から崩れ去るのを感じた。


「・・・・・・・・だ、だけど・・・!」


 信じたくない。
 ものすごく、・・・・信じたくない嫌な話だ。

 だからなけなしの気力を振り絞って、アルヴィスはロランの話の欠点を突く。
 それが真実なら、不可能な事がたった1つだけあるのだ。


「それだったら、跡継ぎとか困るだろ!? 同性同士じゃ、子供なんか出来ないじゃないか・・・!!!」

「ふふふ、それには心配及びませんよアルヴィスさま♪」


 けれど、ロランは全く動じない。


「貴族間にだけ伝わる、秘術というものがあるのです」

「・・・・ひじゅつ?」

「ええ。これは、貴族のみに伝えられ・・・・国王に使用を許可された時のみ、王家専属の魔術師が煎じられる薬なのですが」

「・・・・・・・・・・」


 何だか、とても嫌な事を口にされそうで。
 アルヴィスは自然と押し黙ってしまった。


「もちろん永久では無いのですけど、一時的に性別を変える事が出来るのです」

「!!?」

「子供が出来れば、その子が胎内に居る間は女性となっていられる効果もありますから、安心してください」

「・・・・そんな無茶な・・・・」



 ホントにそれ、嫌過ぎなんだけど・・・・!!!!




 にっこりと微笑まれながら言われ、アルヴィスは肩の力を落とした。
 先ほどの、同性婚の話を聞いた時にすっかり度肝を抜かれてしまったから、驚いてはいるのだがあまりリアクションが取れない。

 しかも、その妻になる対象も孕むのも自分と聞いた日には・・・・・何をどう感じ、考えたらいいのか分からなくなっていた。
 生まれて今日まで、自分がオンナのように扱われたり、子供を産んだりする羽目になるなんて、考えた事も無かったし想像もしていない。





 というか、受け入れがたい――――――ものすごく!!!






「ですから、アルヴィスさまには」


 衝撃の余り、ぐったりとしてソファに沈み込み微動だにしないアルヴィス(脳内は色々と葛藤中)に、ロランはにこやかに言葉を続けた。


「有力な貴族のご子息様に気に入られるように――――――――花嫁修業に精を出して頂かないと!」

「・・・・・・・・・・」

「入って頂く学校には、それはそれは名家のご子息様達ばかりがいらっしゃいますからね。アルヴィスさまならきっと、選びたい放題になれますよ」

「!? ちょっ、・・・待て? その学校で、もう俺は選ばないとなのか!!!?」

「当然ですよ。アルヴィスさまはもう、16才・・・充分お嫁にいけるお年ですから。早く嫁いで、可愛いお子様を生んで頂かねば」

「誰が生むかーーーーー!!!!!」






 ――――――嫌すぎる・・・・っっっ!!






 思わずアルヴィスは、ソファから立ち上がって叫んでいた。


「駄目ですよ、急に立ち上がったりなさっては。はしたないです・・・お立ちになる時は、もう少し優雅に物音を立てずにお願い致します」

「う、うるさいっ!! そんなことより、さっきの・・・・!!」

「・・・・お子様のことですか? それとも学校の・・・」

「行かないし生まないぞ俺は!! 絶対行かないしそんなこと御免だし、・・・・もうこんなトチ狂った生活は沢山だ元の場所へ帰せっっ!!!!」


 激昂し、アルヴィスはドン!と目の前のテーブルに拳を叩き付けた。

 テーブルの上のケーキスタンドが揺れ、ティーカップは割れそうな音を立てて、中身を辺りにまき散らす。


「ああ、・・・零れてしまいました・・・・」


 アルヴィスの激昂ぶりに、まるで意も介さずロランは手を伸ばしてテーブル上を片付け始めた。


「駄目ですよ、アルヴィスさま。戻せと仰いましても、アルヴィスさまが住んでいらした家はもうございません。
それに今、重い税金を課せられ苦しんでいる領民を救うことが出来るのは、アルヴィスさまだけなのですよ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「アルヴィスさまご自身も、今までご両親ともども苦労なされていた筈。それは、アルヴィスさまのお家が没落するまでは無かった事態なのです」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「住まわれていた場所へ戻りたいと思われるなら、・・・・元はご自分の領土なのですから取り戻されれば、暮らし良くもなりますよね」


 片付けの手は休めないまま、ロランはアルヴィスを諭すように静かに言葉を続ける。


「アルヴィスさまは、ご自分が住まわれていた場所の方々を愛しておられるようでした。ならば、彼らの幸せの為に・・・・心を砕かれたら如何ですか?」

「・・・・俺が嫁に行けば、そいつらは幸せになれるって言うのか?」


 聞き捨てては置けぬロランの言葉に、そう問い返したアルヴィスに。
 眼前の執事は、にっこりと人の良さげな笑みを浮かべて頷いた。


「もちろんです。彼らの幸せは、アルヴィスさまに掛かっておりますから」

「・・・・・・・・・・・・・・」


 その肯定に、アルヴィスは視線を落とす。

 拳を握ったり、開いたり。
 唇を噛んでは、苦しげに溜息を付くのを繰り返して―――――――遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)をし。

 精一杯悩んで、アルヴィスは口を開いた。


「それが、俺に出来るたった1つの、あの人達への恩返しになるなら・・・・・・・・」


 生まれてから、ずっと。
 貧しかったけれど、不幸だと思った事はない。

 それは、アルヴィス達親子を支え、温かく見守ってくれた村の人たちの好意があったからだ。
 重税に苦しみ、日々の生活に貧窮しながらも、転がり込んだよそ者であったらしい自分たちを受け入れてくれたから。

 それを救うことが出来るなら――――――・・・恩を返すことが出来るなら、アルヴィスはそれを為すべきなんだろう。


 例えそれが、ものすっっっごく・・・・嫌で嫌で叫び出したいくらいには受け入れがたい事だとしても。

 たぶんきっと、恐らく・・・・・限りなく楽観的に何も考えないようにして、ただひたすら彼らの為だと思えば。

 そんな気もしてこなくは無い・・・・ような、やっぱり無理なような? ・・・・いやいやいやいや!!



「・・・・・・・・・うっ・・」

「ご英断です、アルヴィスさま」


 嬉しそうに、アルヴィスの先ほどの返事を褒めるロラン。


「・・・・・俺なんかを嫁にしたい物好きなヤツが、居るとも思えんがな・・・・」


 実際、嫁に行くことになってしまったとして――――――その先は。
 おぞまし過ぎてまだ考える余裕は無いまま、アルヴィスは憂鬱そうに言葉を返す。


「大丈夫ですよ、アルヴィスさま。アルヴィスさまの美しさなら引く手あまたですし・・・それに、」

「・・・それに?」


 アルヴィスの言葉を自信たっぷりに請け負ってから、ロランは意味深に言いかけた。


「あ、・・いえ。なんでもありません。アルヴィスさまなら、どんな貴族の殿方でも射止められますよ」

「・・・・どうだかな」


 たとえ、射止められたとしても。
 名誉でも何でもなく同性に見初められて何が嬉しいものか・・・という感覚が拭えないアルヴィスは、それきりロランにそっぽを向いた。

 けれどロランは、それに気を悪くした風も無く相変わらず笑みを浮かべてアルヴィスを見つめる。


「いいえ、保証致しますよ。アルヴィスさまなら、大丈夫です・・・・どんな御貴族様でも手に入れたいと願うでしょうね」

「・・・・・・・・・・・」


 少しも真実味が無さそうな、ロランの言葉を聞いているのも飽きて。
 アルヴィスは、意識から完全にロランを遮断した。

 だから、ロランが続けた言葉をアルヴィスは聞くことが出来なかったのである。



 ―――――たとえそれが、大公殿下であろうとも・・・。



 真実めいたロランの言葉を、アルヴィスは耳にしなかった。

 いや、聞いていたとしても信じはしなかっただろう。
 ・・・・・・大公といえば、王族の次に権力を持つ貴族中の貴族である。
 没落し、庶民同然の暮らしをしていたアルヴィスには、姿を垣間見ることさえ不可能だろう存在だ。

 住む世界が違いすぎて、夢物語にしかならないだろう。


 しかし、アルヴィスは知らなかったのである。

 ロランという執事が、何者であるか。
 アルヴィスに仕える前は、一体どうしていたのか。
 没落し、爵位も領土も取り上げられ無一文であるアルヴィスに、彼が何故仕え始めたのか。

 アルヴィスは単純に、子爵の令息だったという父親に縁でもあるのかと思っていたが・・・・それは事実では無いのである。


 だから、この時のアルヴィスは夢にも思わなかった。

 ――――――この先、自分を巡り・・・・大貴族と呼ばれる彼らが熾烈な争いを繰り広げる事を。
 それに巻き込まれ、散々な目に遭うという自分の運命を。


 彼はまだ、知るよしも無かったのである・・・・・。








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言い訳。
アルヴィス=さる事情で貴族学校に入らなければならなくなった、貧乏性の少年。顔だけは極上だが、上流知識は皆無。

ロラン=アルヴィス付きの執事で、教育係。元ファントムの見習い執事で、ペタの指導を受けていた。

インガ=アルヴィスのクラスメイトのお坊ちゃま。アルヴィスに好感を抱く。実は身分隠して学校に入ってる、皇太子。

ファントム=アルヴィスの先輩にあたる、大公の跡取り息子でインガとは従兄弟同士。アルヴィスが気に入って、彼を娶る為に色々画策しロランをアルヴィスの元に送り込んだ張本人。

ペタ=ファントムの執事。彼にはとても忠実で、彼の為ならば人殺しだってやりかねない人物。事ある度にアルヴィスに、ファントムの嫁になるよう迫ってくる困った人。


↑アルヴィスとロラン以外出ていませんが、メインメンバーは本来こんな感じでしょうか(笑)
インガとファントムが、アルヴィス取り合って壮絶に醜い争いを繰り広げ、それにアルヴィスが巻き込まれて被害を被る・・・というギャグのつもりでした。
ラストのオチが、ロランとアルヴィスくっついて駆け落ちだったら物凄い展開ですよn(爆)←嘘です。


冬と全く関係のない、季節感の無い話でスミマセン☆
しかもコレ、カップリング無くってロランとアルヴィス出てるけどロラアルですら無いという・・・(笑)
ロラン+アルヴィスって感じですよねー。
元ネタは、『メ○ちゃんの執事』からです(笑)
続きを書くことがあれば、ファントムとかインガとか出せそうなんですが・・・・とりあえず未定ということd☆
でも、元ネタドラマのよーに、庶民感覚が抜けないままに貴族生活させられて色々戸惑ってるアルヴィス書くのも楽しそうなんですよね。
今までほぼ書いたことのない、ファントムとインガのバトルとかも楽しそうです(笑)
ナナシをインガの執事とかに抜擢したら、もっとゴチャゴチャに掻き回されて楽しいかもですね・・!

こんなふざけた話を読んで頂き、本当にありがとうございました(ぺこり)