『君のためなら世界だって壊してあげる』
ACT 82 『飼育天使−9−』
「・・・・お前、・・・まさか何か悪いこと・・・・」
一体、何をどうするつもりなのか。
時折、冗談だが物騒なことを口にする彼だから、つい不吉な方法を想像してしまう。
最近のファントムは、何故か別人のように、とても怖い雰囲気をまとっていることがあるから―――――――そういう時の彼なら、何かやらかしてしまうのも有りな気がして、背筋が寒くなる。
「アハハ・・・もう、アルヴィス君たら心配性! 大丈夫だよ、アルヴィス君が心配するようなことは、何にも無いから」
けれどファントムは、アルヴィスの懸念を一笑に付した。
「大体、僕にどんな悪いことが出来るって言うのさ?」
「いや、・・・別に具体的には何も思いつかないけど、・・・」
小首を傾げるようにして、そう問われてしまえばアルヴィスにはもう何も言えない。
まるで邪気を感じさせない、見た目だけは天使のように神々しい美貌でキョトンと此方を見つめられ。
罪を犯す気なんだろうなんて、例え軽口でも言ってしまえばアルヴィスの方が罪作りな気がしてきてしまう。
「アルヴィス君はね、何も不安に思うことは無いんだよ。そういうのは全部、僕が消してあげるから!」
「・・・・・・・・・・」
「大丈夫。キミを困らせるようなこと、僕がする筈ないでしょう・・・?」
甘い言葉に似合いの、優しい笑顔。・・・いつものファントムだった。
やはり、怖いとか今までとは違うと感じたのは自分の勘違いだ――――――知らず強張っていた身体の力を抜き、アルヴィスは安堵する。
『あの日』以来、ファントムの雰囲気が少し変わったような気がしたけれど、それはきっと、彼に対する負い目なのだ。
ファントムに黙って勝手な行動をした挙げ句、大事(おおごと)になってしまったことへアルヴィスが感じている、罪悪感のせいに違いない。
もう少し時間が経てば、元通りの生活を許してくれるはず―――――そうアルヴィスは、自分の胸に言い聞かせる。
後少し。
もう少しだけ、ファントムの言うことを聞いておとなしくしていれば、この状態から解放されるのだ。
だからそれまでは、この状態に甘んじよう・・・アルヴィスは内心でそう決意したのである。
けれど―――――――――。
「・・・良かった、顔の傷もキレイに治ったね」
此方の顔を覗き込むように近づけ、入念に調べた後。
ファントムが、そう言いながら少し顔を遠のかせた。
「これなら痕は全く残らないよ」
それにつれて、至近距離にあったせいでぼやけていた彼の顔がハッキリ見えるようになる。
「大丈夫だとは思ってたけど、ちゃんと治るまではすっごく心配だったんだよね」
水晶を細い糸に加工出来るなら、こんな風では無いだろうかと思わせる透き通るような美しい銀色の髪。
その色素の薄い髪に相応しい、白い肌。
蕩けるような色合いを湛える、アメシストの瞳。
天与の美貌の持ち主が、アルヴィスを見つめて笑っている。
「キレイに治ってくれて、本当に良かった」
「・・・・・べつに、残ったとしても構わないし・・・」
繰り返しそう言ってくるファントムに、アルヴィスは投げやりな口調で言葉を返した。
アルヴィスだって、別に傷が残ることを望んでいたわけでは無い。
だが、余りにもファントムが嬉しそうに言うので、つい逆らいたくなってしまったのである。
最近ずっと気が塞ぎがちで機嫌が悪いから、少しのことで簡単に苛々としてしまうのだ。
今も、本当はアルヴィスの方からファントムに言いたいことがあったのに――――――――口を開き掛けた途端に、彼がスイッと顔を近づけて来て傷を調べ始めたから、言うのを引っ込める羽目となってしまったことが余計に苛々を募らせる。
「え、そんなのダメだよ!」
アルヴィスの言葉に、ファントムは大仰な仕草で首を横に振った。
勿論その態度も気に障り、アルヴィスは思わずベッド横に立つ青年の顔を睨み付けた。
「男なんだし、傷なんてあっても無くてもどーでもいいだろ!」
しかし次の瞬間、ファントムに両手でガッと顔を挟むように頬を固定されてしまう。
「――――・・・!」
そして、いつも柔らかな笑みを浮かべている美しい顔から、完全に表情が消え失せるのを目の当たりにしてしまった。
「このキレイな顔に、たった1つでも傷が残るなんてこの僕が許さない」
「・・・・・」
「たとえそれが、キミ自身だったとしても・・・許さないよ?」
互いの吐息が混ざる距離で言われたセリフに、背筋を冷たいものが走って・・・アルヴィスは反射的に身を震わせる。
笑っていないファントムは、なまじ顔が有り得ない程整っているだけに、純然たる美しさと迫力のみが強調されて――――――怖い。
「傷なんて作ったら、僕、・・・何しちゃうかワカンナイなあ・・・」
「・・・・・・・、」
甘さを含んだ優しい色合いの筈の眼が、――――――何故か今は刺すように鋭くて、光さえも吸収してしまう底なしの闇のよう。
まるで麗らかな春の陽気の中から、いきなり極寒の闇に閉ざされた世界へ突き落とされたかのような気分である。
いつも見慣れている筈のファントムの顔が怖くて、知らず身体が竦んだ。
「・・・っ、・・は、ァ・・あ、・・・」
心臓が、冷たい手でギュウッと掴まれたかのような息苦しさを感じる。
恐怖で勝手に狭まった気道から、吐息と共に掠れた喘ぎが零れ出た。
「・・・ああ、ごめんね?」
その時、不意にファントムが相好を崩す。
厳しい冬が去り、再び暖かな春が訪れたかのような、見事な変貌ぶりである。
「・・・・・・」
アルヴィスは固まったまま、ただ何度か瞬(まばた)きを繰り返した。
「驚かせ過ぎちゃった? やだなあ、冗談だよアルヴィス君」
「・・・・・・・・・」
顔を固定するように挟んでいた両手で、今度はアルヴィスの身体を抱き締め、宥めるように頭を撫でてくる。
「アルヴィス君は良い子だもの、お仕置きなんかする必要ないでしょ?」
「・・・・・・・・・」
優しい笑みを浮かべたその顔は、さっきの表情が錯覚だったのではとアルヴィスが思いたくなるくらいに、邪気がない。
「だって、アルヴィス君は・・・」
ようやく、息をつき。
あれは果たして、本当に現実に起こったことだったのか―――――・・・アルヴィスが思わず、そんな埒(らち)もないことを考え始めた時、ファントムが僅かに笑みを消して言い足すように口を開いた。
「・・・僕が死ぬほど心配して、胸が張り裂けそうになるくらいショック受けるって分かってるのに、―――――・・・無茶なことして、自分の身体を危険に晒そうするような悪い子じゃないものねぇ?」
「・・・・う、」
耳に痛いセリフだ。
もう既に何度も事ある度に言われた言葉だが、やはり口にされると弱い。
夏期休暇直後に起こした自分の失態をこれ見よがしに嘆かれると、アルヴィスとしては黙り込むしか無いのである。
「・・・・・・・・」
失態―――――そう、軽い気持ちで参加を決めた河原でのバーベキューから端を発し、何故かN県の山奥で遭難するという不始末をしでかした『あの日』。
雨の中、山道を歩いている途中で足を踏み外し、アルヴィスは傍に居たナナシを道連れに滑落(かつらく)するという事故を起こしてしまったのだ。
それ自体は、ナナシが庇ってくれたこともあって幸運にも大事に至らなかった。
携帯の電波などが通じない場所だったから、連絡が取れないなどの問題はあったものの、夜が明けて雨さえ止めば自力で下山出来るだろうという予測も付いていた。
しかしその後、アルヴィスは持病である喘息の発作を起こしてしまい、そこから事態は一変してしまったらしい。
らしい、というのはアルヴィスの山中での記憶がその辺で途絶えており、次に意識を取り戻した時には、もはや馴染みとなってしまった『いつもの病室』のベッド上だったからである。
一時は捜索隊が出動するほどの大騒ぎになったのだということは、後から聞いた。
結局アルヴィスは捜索隊の世話にはならず、ファントム所有のヘリで救助されたようではあるけれど。
意識が戻ったのは、それより3日経った後(のち)。
肺炎を起こしかけていた身体がようやく元気を取り戻し始めるのには、それより半月を要し。
軽い捻挫をしていた足首や、あちこち傷付いた箇所がほぼ完治するのに、また更に半月を必要とした。
「あれは、・・・・・・・悪かったって、思ってる・・・」
そんな状況だったから、ファントム他、周囲の人たちに多大な心配と迷惑を掛けただろうことは、アルヴィスだって自覚している。
色々と不可抗力だった部分もあったのだと言い返したい気持ちはあるが、詰まるところ自分のせいだと思う部分も多々あるのは否めないからして・・・・反省だってしているのだ。
「アルヴィス君は、もうあんなことしないもんね」
「・・・・・・・・・・」
「こうやってお部屋で大人しくしててくれるでしょう?」
だからこそ、アルヴィスは苛々と不満を募らせながらも、4歳上の幼馴染み兼恋人である青年の言うことを聞いていた。
夏期休暇中の課題も、ファントムに宥められるままに手を付けることをせず、彼の言いつけを守っておとなしく寝ていた。
だが、それももう限界である。
何せ、とっくに大学は始まっていて――――――――――それなのに、アルヴィスは休み後に1度もまだ登校していない状態なのだ。
もちろん、ファントムには何度も『そろそろ行かせてくれ』と頼み込んだ。
けれどその都度、彼はのらりくらりと何だかんだと理由を付けて・・・アルヴィスが大学へ行くことを許可してくれなかった。
普段は優しいが、先ほどのように最近彼が垣間見せる冷たい雰囲気に怯み、アルヴィスもそのままついファントムに言われるまま押し切られているのが現状である。
「・・・・・だけど、」
課題やら、出席日数やら単位やら。
アルヴィスの不安と焦り、そして不満は消えることなくどんどん募る一方だ。
「課題のことは、教授がアルヴィス君の体調を考慮して、待ってくれるって言ったでしょ。気にしなくていいんだから、気を揉む必要ないじゃない」
「・・・でも、・・」
確かに、どういう方法を用いたのか。
アルヴィス宛に、課題提出が求められていた各学科の教官から封書が届き、課題提出期限の延期許可は下りていた。
だからといって、それに甘えてのうのうと無駄に時間を過ごすのはアルヴィスの気が咎めすぎる。
それに、アルヴィスには課題以上に気に病んでいることがあった。
「でも俺、あんな迷惑掛けたのにまだ誰にも謝ってないし・・・!!」
一緒に『あの日』、山に登った大学のメンバーとあの時以来、1度も顔を合わせていない。
顔どころか、言葉すらも交わしていないのだ。
課題だとか単位だとかを抜きにしても、大学へ行って皆と会い、迷惑を掛けたことを謝りたい。
特にナナシには、自分を庇ったせいで大層な怪我をさせてしまっているから、きちんと謝罪せねばならないのだ。
「必要無いよ。そもそも、キミを連れ出したのはギンタだしね。悪いのは彼でしょ」
「ギンタだけじゃなくて俺は他のヤツにも謝らないと―――――・・・」
「他の子には、僕から伝えたし。それでいいんじゃない?」
「俺が直接謝りたいんだ!」
「必要無いよ」
ファントムと何度、同じ言い合いをしただろう。
寝室に閉じ込められ、寝たきりの生活を強いられているアルヴィスには、大学の友人達と顔を合わせる手段が無い。
せめて電話だけでもと思ったのだが、残念ながら崖から落ちた時に携帯がデータごと破損してしまったとのことで、連絡を取るのは不可能だった。
「電話でだけでも伝えたいんだ! だからギンタと直接話させてくれ! ナナシ達の携帯番号知りたいんだよ!!」
それでアルヴィスは、何度となくギンタと連絡をさせてくれるようファントムに頼んでいたのだったが。
「―――――皆には、僕からキミのことは大丈夫って伝えてあるって言ったでしょう。そんなに気になるのなら、ちゃんと学校行けるようになってから直接言えばいいよ」
「だったらもう、俺は学校行く!!」
「まだダメ」
「もう平気だ! 苦しくないし、傷だって全部治ってる・・・普通の生活に戻って支障無い筈だろ!?」
「支障有りまくりだね。体力がまだ戻ってないし、外出許可は出来ないよ」
「・・・。なら、やっぱり連絡だけでも―――――」
「必要無い」
いつもこの、堂々巡りで会話は終わる。
ファントムは、アルヴィスにはいつだって優しくて。
アルヴィスの望むことを本人以上に察知して、まるで魔法使いか何かみたいに何でも叶えてくれる夢のような存在だけれど。
だがしかし、それはあくまで彼が許した望みだけであり、彼が許さないアルヴィスの願いは決して叶えられることは無い。
アルヴィスがいくら訴えようと、ファントムが許可しない限り此処から出るのは不可能なのである。
「ね。アルヴィス君は良い子だから、僕の言うこと聞いてくれるよね。キミには安静が必要なんだよ」
「・・・・・・・」
ファントムがそう言うならば、アルヴィスはこの部屋に居るしか無かった。
いっそ、彼の目を盗み部屋を抜け出してしまおうかとも考えたが、彼の時折覗かせる冷酷な瞳を思い出すと、決意が鈍る。
彼の眼は、普段とても甘く優しい色を湛えているのに―――――――――・・・まるきり別の色を浮かべてアルヴィスを見ることがある。
それは大抵アルヴィスが部屋を出たいと訴えている時で、そんな時の彼の眼は、見ているアルヴィスの身が竦(すく)んでしまう程に鋭かった。
冷たい手で、心臓をギュッと鷲掴みされたような心地になる。
だがそれも、恐らくファントムがとてもアルヴィスの身体を案じているからであり、酷く心配させた結果なのだと思えば怖さと共に申し訳なさも募ってきて。
全ては自分の身体の弱さが引き起こした事態で、誰のせいでもなくアルヴィス自身のせいなのだと思い知らされる。
「・・・・・・・」
自分の情けなさに気落ちして、抱きしめられたままの状態でファントムから眼を逸らし、アルヴィスは顔を俯かせた。
この状況は、不本意だ。
決して甘んじていたくない。
ちゃんと動いて、規則正しい生活をして、有意義に時間をこなさなくては。
周りに心配掛けぬよう、健康な身体を取り戻さなくては。
そう思うのに。
自分では、どうすることも出来なくて――――――――・・・余りの不甲斐なさに、不覚にも涙が滲んだ。
「・・・・、」
泣きそうになって、必死に唇を強く噛み締める。
「アルヴィス君」
そんなアルヴィスの口元に手を伸ばし、ファントムが優しい声で名を呼んできた。
「噛まないで。・・・切れちゃうよ?」
やんわり言って、唇と顎に指を差し入れるようにしながら、顔を上向かせてくる。
アルヴィスを見つめる、アーモンド型の瞳と目が合った。
「Please forgive me.(許してね)」
「・・・・・」
ファントムがそっと、アルヴィスの額にキスをしてくる。
「僕は何よりもキミが大切なんだ―――――――・・・僕はキミを守りたい。例えキミに恨まれたとしても」
「・・・・・」
「キミを失うなんて、絶対にイヤだ。だから僕は、万難を排してそれを遂行(ついこう)する」
「ファントム・・・」
大げさな、と一瞬そんな想いがアルヴィスの頭を掠める。
しかし、それほどに今回彼に心配を掛けてしまったのだと思えば、アルヴィスはファントムを笑うことが出来なかった。
一歩間違えば喘息だって立派に死ねる病気だし、アルヴィス自身もうダメかも知れないと思ったことは1度や2度では無い。
ファントムの気持ちを慮(おもんぱか)れば、彼の頑なな態度も理解できないものでは無かった。
「・・・・・・・・」
心配しているだろうギンタ達や、そしてナナシのことを考えれば、こうして彼らと逢わないまま過ぎていく時間に酷く焦りは感じるけれど。
それでもアルヴィスには、ファントムの制止を振り切って彼らの元へ行くという選択が出来ない。
「ね、だから此処で良い子にしていて? 僕がアルヴィス君を幸せだけの世界に閉じ込めてあげる。退屈なんてさせないよ」
「・・・・・・」
「そうだ、今日は久しぶりにピアノでも弾いてあげようか。調律させたばかりだし、いい音出ると思うよ」
「・・・・・・」
「それとも、一緒に面白そうな映画でも見る?」
ファントムが、自分をとても想っていてくれていることを、アルヴィスは既に良く知っているから。
「・・・ヴァイオリンがいい。あの、前に良く弾いてたヤツ」
「良く弾いてたヤツ? うーん、エルンストの『魔王』くらいしか思い出せないなあ・・・僕、他に何弾いてたっけ」
「分かんないけど、なんか眠たくなる感じの聴いてたら気持ちよくなるヤツ」
「眠くなる・・・あー『タイスの瞑想曲』かな? まあいいや、じゃあそれ弾いてあげる」
いつだって、どんな時だって、アルヴィスを想ってくれているファントム。
彼の想いを蔑(ないがし)ろにしてまで―――――――・・・通したい事柄など、アルヴィスの中にはほとんど存在しないのだ。
ファントムが、アルヴィスの中では絶対の存在である。
「アルヴィス君は、良い子だね」
嬉しそうに言うその表情や声が悲しそうに曇るなんて、想像しただけでも嫌だった。
「・・・・・・・・」
だからアルヴィスは、此処に居る。
ファントムが望むから、彼を悲しませたくは無いから。
「愛してるよ。キミのことは、僕が絶対に守るから」
「・・・・・・・・」
額にキスされた後、ぎゅっと頭ごと抱えるように抱きしめられたまま。
アルヴィスはただ、ファントムの想いと彼への申し訳なさ、そして彼の希望に添いたいと思う気持ちと自らの望みを捨てきれない気持ちの鬩(せめ)ぎ合いに翻弄され、為す術(すべ)なくグルグルと頭を悩ますしかなかった。
そのため、彼は自らを抱きしめるファントムの言葉を聞き逃したのである。
「―――――・・・僕の、ヘルマプロディートス−Hermaphroditus−・・・」
耳元で低く呟かれた、自分自身を象徴する言葉を。
NEXT 83
++++++++++++++++++++
言い訳。
ホントはもう少しダラダラ、実はアルヴィスの父親について触れてる話が続いてたんですが。
今回の話に入れてしまうと話が???になってしまいそーだったので、ボツりました^^;
ナナシやギンタ達との下りも入れたかったんですけど、シリーズ的に長くなりすぎたので、今回はこれで完結させておきます。
次回から新シリーズに突入予定。
ようやく、名前しか出せてなかったトム様の親友オーブさんが登場致します。
名前だけ借りてるっていうか、原作だと単なる珠(か、もしくは禍々しい黒髪の一つ目妖怪っぽい姿)しか出てないので、完璧オリジナル設定入ってしまいますが・・(汗)
次回シリーズでは、結構今までと違うイメージのトム様書けそうで今から楽しみです(笑)
つか、オレ得でしかない産物ですけどもね・・・!(爆)
|