『02 気が合うよね』



「お前、悪いヤツなんだろ!? たくさん、俺の仲間殺した!!」

「悪くないよ。死んじゃうヤツが悪いんだ」

「・・・・・・・」

「ほら、良く言うでしょう? 馬鹿って言ったヤツが馬鹿だって」

「・・・・・・・」

「死ね!って言って僕に飛びかかってくるからさー、勝手に死んじゃうんだよ」

「で、でも・・・っ! 殺すのは悪いことだ! お前は悪いやつだ!」

「うーん。そうだね、殺しちゃいけないモノを殺すのは、良くないよね」

「・・・・・・・」

「でも、殺していいモノは、殺してイイでしょ?」

「―――――─お前がこないだ殺した・・・お兄ちゃんは、すっごいやさしくていいお兄ちゃんだったんだ!! 殺したらダメだった!!」

「ああ泣かないでアルヴィス君。どうでもいいニンゲンの為なんかにキレイな涙を流すの勿体ないよ」

「・・・・・・・・・」

「―――――──そのお兄ちゃんはねえ・・・殺して良かったんだよ」

「!?」

「だって、君が笑いかけるのも涙を見せるのも怒るのも・・・・君を抱きしめるのも、僕だけでいいんだから」

「・・・・・・・・・」

「僕は、壊しちゃいけないものは殺さないよ? 君とかね」

「・・・・・・・・・」

「君と同じ考えだよアルヴィス君。僕たち、気が合うよね・・・・?」




 だから、ゾンビタトゥを付けて永遠を分かち合おうと思ったんだよ?



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言い訳。トム様は自分万歳!な方なので、きっとアルに何を言われようとも自分に都合良いようにしか聞こえないのです(笑) だからアルヴィスが幾ら嫌がったって・・・無駄無駄無駄ァ(笑)