『HAUYNE−アウィナイト− オマケ』
※2どころじゃなく、下ネタ系入ります(笑)
えっち描写とか入ってるワケじゃないですけど、微妙にグロいかもです☆
一応2の続きですけど、別に読まなくても全然大丈夫なネタ(笑)
可愛いだけの『君ため』ファンアルがお好みでしたらやっぱり、あんまりオススメ出来ないかもデス・・・!(汗)
ていうか、性器云々、って話題出てますので――――――苦手な方はご注意ください☆
「でも、これで大体、アルヴィス君への『御守り』は付け終えたかな・・・・」
ひとしきり、アルヴィスへの想いの強さを吐露して気が済んだのか、ファントムが話題を変えた。
『御守り』とは要するに、彼を守るためにプライバシー無視で勝手に付けた発信器や盗聴器を指すのだろう。
「そうですね。携帯と歯に仕込んだモノと、今回の盗聴で、大体OKではないでしょうか。
衣服は着替えてしまえば意味がありませんし、鞄等も手元から離れては意味がありませんから」
「だよね。じゃあ、あとは・・・・P・Aを付けさせたいところ、なんだけど・・・」
ペタの返答に頷きつつ、ファントムは歯切れ悪くそう言いかけて口を噤んだ。
「P・A・・・ですか、・・・・」
流石にペタも、口を閉ざす。
P・Aとは、正式名称が『プリ●ス・アル●ート』という、・・・・要はボディピアスの一種なのだが。
ファッション・ピアスと違い耳の軟骨や眉、舌や唇、首の後ろやら手首やら、ヘソやらと。
・・・変わった部位に穿つ事が多いボディピアスの中でも、かなり特殊な部類に入る。
何せ、男性器の先端に穿つモノなのだ。
要するに、尿道内から裏筋へとリングが抜けるピアスである。
「すっごくね。・・・・似合うと思うんだよ。」
アルヴィス君、どうせ使わないしさ。
ボクが可愛がってあげるだけなんだから、細いリングとか填めるのすごい可愛いと思うんだよねーっ」
絶対キレイで、可愛い。
うっとり呟いてから、ファントムは顔を曇らせた。
「ただ、・・・・・アルヴィス君の体調面のこと考えると。
・・・免疫低下してるから、踏み切れない・・・」
「・・・そうですね」
医師としての立場から考えれば、ペタも同意見だった。
慢性的な喘息発作に見舞われているアルヴィスの現状では、もしピアスから感染でもしたら命取りになりかねない。
性器などという特殊なモノでなく、一般的な耳にするファッションタイプのピアスだって、止めたいところである。
「だけど、すっごい似合うしボクだけのモノって感じがするから・・・諦めきれないんだよね!」
「・・・・・・・・・・・」
「18G(※ピアスの軸の太さが1ミリ)くらいのヤツが、すごい可愛いと思うんだ」
「・・・・・・・・・・・・」
ファントムが、ボディピアスをとても気に入っていることをペタは知っていた。
血と肉と内臓をこよなく愛する彼は、たとえそれが自分の肉体であろうとも、興味の対象なのである。
許されるモノなら、恐らく彼は全身にやりたかったのでは無いだろうか。
しかし、上流階級のパーティーなどに頻繁に出席する立場である彼には、品格の問題があるから、それが許されない。
せいぜいが、耳朶に穿つくらいである。
だから彼は良く、留学時代には喧嘩をふっかけていた相手を捕まえて。
勝手に全身至る所に、指ほども有りそうなピンを突き刺して遊んでいた。
それくらい、ボディピアスには興味があったのだろう。
まあ、恐らくアルヴィスにやりたいと思う理由は、興味ではなくて純粋な所有欲からなのだろうが。
通常のP・Aは、性交時の挿入に支障がないように8G以下(※約3.2ミリ。数字が小さくなればなるほど、太さが増す。6Gだと4ミリ口径)のピアスを用いる。
でなければ細すぎて挿入でもしたら、ピアスが食い込み切り裂かれるような痛みを感じることになる。
実際、無理にすればピアスホールが千切れてしまう可能性もあるのだ。
とはいえ、アルヴィスが、よもや男性の立場で誰かを抱くなどということは、ファントムが居る限りあり得ない。
では、何故ファントムが執拗に、体調面に不安があるアルヴィスにピアスをさせたがっているかと言えば――――――――――。
「それにー、ピアス付けたら、ちゃんとトイレは個室使ってくれるようになると思うしさ!」
理由は、これ。
可愛くて似合うから、という理由以上にファントムとしては重大な意味があるのだ。
ファントムは、家以外でのトイレは大なり小なり、全て個室を使うようにとアルヴィスに厳命していた。
アルヴィスの身体が、少しでも露出して他人の眼に晒されることは我慢出来ないファントムである。
だから、たとえトイレ使用時のほんの僅かな間でも・・・・・アルヴィスの秘められた箇所がチラ見される機会などは握りつぶしてしまいたいのだ。
しかし、アルヴィスはちゃんと立って出来る便器があるのに、何故わざわざ個室入ってフタあけてしなければならない・・・と聞く耳を持たない。
そもそも、個室なんか入ったら大の方だと思われるだろ、とまるで取り合わなかった。
確かにそれを考えれば、先端に取り付けるタイプのP・Aは、個室を使わせる為には有効かも知れない。
アルヴィスだとて、そんなのを見られる恐れがあったら、絶対に個室を使うようになるだろう。
「・・・・・・・そうですね、しかし・・・」
「うん、・・・泣いて嫌がると思うし、やったらしばらく口聞いてくれなくなる気がするし。
それはまあ何とか宥めるとしても、・・・・・・感染症が心配だからね・・・・・・・・・・・・・・・無理、・・・かなあ・・・」
しぶしぶと言った様子で、ファントムが結論づける。
自分の思ったことは、何だって思い通りに押し通すファントムだが。
事がアルヴィスの体調に関してだけは、それが出来ない。
アルヴィスを守る為に、彼に内緒で取り付けた数々のアイテム。
でもそれらは、彼が無事に存在しているからこそ役立つモノである。
肝心の彼を失ってしまえば―――――――――もはや、何の意味も無くなってしまうから。
「まあ、とりあえず今は諦めるよ。
その内、・・・・体調良くなったら出来る可能性もあるしね・・・・」
そう言いつつ。
あとピアスさえ付けられたら、ホントにボクのモノって感じですっごいイイのになあ・・・などと、尚も諦めきれないのか、ぶつぶつと呟くファントムである。
しかし、男性自身へのピアシングは相当な痛みを伴う。
麻酔をしても、後からの痛みはかなりのモノだ。
だからアルヴィスの身になって考えれば、感染面で不安があって幸運だったのかも知れない。
体調面で問題さえなければ、ファントムのことである――――――彼が嫌がろうが何だろうが、強引に敢行したに違いないのだから。
―――――――良かったなアルヴィス、体調が余り思わしくなくて・・・。
流石に、自らボディピアスをしたいと思わないペタとしては。
アルヴィスに、多少なりとも同情してしまう気持ちが否めない。
「・・・そうですね、体調がネックですからね」
「そうなんだよ〜〜ホント困ったなあ!」
主の機嫌を損ねないように、適度な相づちを打ちながら。
「仕方ないですね、アルヴィスの容態はそう良く無いですし」
アルヴィスの体調が悪いのは処置に色々手間取るので宜しくないが、それでもピアスをするまでには回復せねば良いな―――――――などと、脳裏でこっそり考えるペタだった・・・。
えんど。
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言い訳。
まっっったく、書く意味は無い下らない話書いちゃってスミマセン(爆)
でもでも、ボディピってトム様は絶対好きだと思うんですよ〜〜〜。
だけど『君ため』の設定的に、トム様はセレブだから微妙に開けられないのd(笑)
ならば、アルヴィスに開けたがるだろうなーと思ったのが発端でした☆
プリ/ンス・ア/ルバートは、実際にやってる人は多いらしいです<性器関連のピアシングで
まあ多分、・・・・1番場所的に・・・うん、やりようによっては可愛い・・・かなあ?って思う部分(笑)
細いリングがイイですけどね、見栄え的に。
でも文中でも書きましたが、細いとかなり危険が伴うんですよエッチの時。
まあね、アルヴィスは使わないからイイかなと思うんですg(殴)
どのみち、体調的に問題があって『君ため』のアルヴィスは出来ないんですけどね。
この前書いてた、『虚ろ』なチェスinアルのアルヴィスなら・・・もしかすると、シテる可能性有りです☆
ていうか、ホントにしょーもないネタ書いて、すみませんでした・・・(汗)
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